ISBN:4344405617 文庫 山田 宗樹 幻冬舎 2004/08 ¥600
ミステリーというほどではなかったけど、続きが気になって一気に読めた。
これでもかってくらい不幸がやってきて、松子の人生に良い時はなかったのではないかと思ってしまう。
松子みたいに男ができるとのめりこんで、ダメになっていく女性はあまり好きではないです。
だけど、人生どこで崩れていくかわからない。感情を抑えきれないで罪を犯してしまうこともあるかもしれない。
決して他人事の話ではない気がしました。
(解説より)
物語は、19歳の主人公川尻笙が突然現れた父親から伯母の松子が殺されたことを知らされるところから幕を開ける。松子の存在すら知らなかった笙は恋人明日香に焚きつけられ、嫌々ながら松子のアパートに片付けに行くが、その近所でかつて松子と同棲していた元殺人犯の男と遭遇する。明日香は男が落としていった聖書を頼りに居所を見つけようとするが、彼女は何故か、突然帰省宣言をして田舎に帰ってしまう。孤独感に駆られた笙は、松子の境遇を初めて深く慮り、元殺人犯の男を探し出そうと決意、やがてふたりは荒川の堤防で再会を果たす。男は笙に、自分は松子の教え子だったというが・・・。
ミステリーというほどではなかったけど、続きが気になって一気に読めた。
これでもかってくらい不幸がやってきて、松子の人生に良い時はなかったのではないかと思ってしまう。
松子みたいに男ができるとのめりこんで、ダメになっていく女性はあまり好きではないです。
だけど、人生どこで崩れていくかわからない。感情を抑えきれないで罪を犯してしまうこともあるかもしれない。
決して他人事の話ではない気がしました。
コメント